うねにま団

sakusakuの話やら、日記やら。あ、ちゃんと小説もかいていたり、なんだかいいかげんなふたりです。
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そしてぼくは途方にくれる-1-
ACT.1(1)

―EPISODE 履歴

2歳まで家族と暮らしていたが記憶はない。
相当甘やかされていたとの話だったので、両親がオレを育てていたら
別の人格と人生を歩んでいたのかもしれない。
物心がつきはじめた頃には、ケンブリッジで叔母と暮らしていた。
叔母は未婚でそれなりにキャリアウーマンだったからほとんどの時間を
ひとりで過ごして育っていった。

5歳からは寮での暮らしだったし、なにも違和感を感じなかった。
そのときは両親は死んだものだと勝手に思っていた。
そりゃそうだろう、メールをしたって何億光年の果てには届かないし、
電話だって出来ない。休暇にヴァカンスに帰ってくることもなければ、
誕生日もクリスマスのプレゼントだって届きはしない。
あ、この事情で可哀想だと思ってくれるのは女だけでいい。

親がいない分は世話好きの母の姉の叔母さんと、父の妹たちが呆れるぐらいの量で
誕生日やクリスマスプレゼントを贈ってきたし、学校が休みに入れば毎年、日本や
香港、アメリカに住む親戚の家にあがりこんでいたので寂しいなんて思わなかったのがホント。

親がいなくても困った事はなかった。
成績は何故か勉強をしなくても出来た。それでも早くオトナになりたくって
3度飛び級のテストを受けて15には大学へ進学した。

白(あきら)との出会いはそんな15歳の時。
アイツは飛び級とは又違った形で15歳での大学進学を決めていた。
漫画でしか読んだことがなかったESP能力保持者だった。
それもSPA(スペシャルA)クラスで世界でも有数の宗教の次期指導者
の立場も持っていた。
20歳になったら継がなければならない最高位を前に、社会実習みたいな形で大学に入ってきたとか。
心が読めるとか勝手な噂が流れていて大学ではかなり浮いた存在だった。

「TAK、君は日本人なの?」
そんな立場が違う白(あきら)が話し掛けてきたのは物理の講義の後。
その時は発音が面倒でしかも長ったらしいミドルネームが延々連なった名前だったので覚えていない。
「ああ、一応ね」
「へえ・・すごいね」
「君にスゴイといわれるような人種ではないと思うが」
「そんなことはないよ!日本人はすばらしい」
「えっと、君はシュ・・・」
「あー、いいよその名前は」
「とはいわれても呼ぶのに困るのだか」
「ねえ、TAK、僕に名前をつけてよ、日本の名前」
「なぜ?」
「大学にいる間だけでもめんどうなことを忘れたいからだよ」
オレは”たいへんなんだろう”という非凡な生活を送る彼を思いやる最大の
安直な気持ちだけ思った。
とりあえず、PCの日本語辞書で簡単に思いついた名前の漢字を検索して
ノートの切れ端にさらさらっと書いた。
“篠山 白”
「んー・・篠山が姓でアキラが名前はどうだ」
「ススヤマ?」
「篠山は親戚が住んでいる日本の地名、アキラはオレが好きな古典マンガ」
「よくわからないけどいいねー」
「よく分からないのかよー、心とか読めるんだろ?」
「心を読むねえ・・非科学過ぎる事言わないでよ」
「なにいってるんだよ、宗教だって非科学だろ」
「そう思う?」
「は?」
「ぼくもそう思うよ、宇宙の真理を説いたところで神は存在しないんだよ?」
「すまん、そういう話は教会でやってくれ」
「・・ごめん・・TAK・・えっと日本語での発音教えて、名前」
「・・・望月健・・」
それからなにかしら白(あきら)はオレにくっついてくる存在になった。

それから、2年後が現在になる。
| にま | 宇宙宅急便 | comments(0) | trackbacks(0) |
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